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    (2)経営分析の基礎

    3、健全経営のための絶対値評価

    @ 絶対値評価の必要性とは

    日本の企業というのは、ことのほか横並び意識が強いようです。
    自社が苦しい時は他社も厳しい、だから他社並みならとりあえず文句はないだろうというスタンスで経営していると、足をすくわれることがあります。

    これは、会社として絶対的に危険な一線というものがあるからです。その点は他社比較において、仮に他社並みであっても安心せず改善に向けて努力すべきです。

    A 総資本経常利益率とは

    「総資本経常利益率」は総資産(自己資本(純資産)と他人資本(負債)を合計したもの)に対する経常利益の比率で、要は会社として投入した資本に対していくらの成果(利回り)が得られたかを示します。
    最低限、銀行に預けるよりも高い利回りで稼いでいなければ、苦労して稼いだ甲斐がないというものです。できれば10%以上、最低5%は欲しいところです。

    B 当座比率

    当座比率 =  当座資産
    流動負債

    当座資産とは短期的な決済準備を表していますので、「当座比率」とは、右の算式からもわかる通り、流動負債に対してどの程度の決済資金が準備されているかということを示しています。
    流動負債とは1年以内に返済すべき負債です。
    すなわち、当座比率が100%を越えていれば、当面の借金は返済する能力が十分確保されているということになります。

    C 固定比率とは

    固定比率 =  固定資産
    純資産(自己資本)

    固定資産を購入するということは、長期にわたって、資金を寝かせることを意味します。
    商品仕入のために支払ったお金は商品が売れるたびに回収されるのに対して、固定資産に投下された資金は、耐用年数にわたって実にゆっくりと、のんびりと投資回収をして行くことになるからです。

    「寝る子は育つ」というもの

    このような資産の購入を、短期借入金でまかなうべきではなく、できれば返済不要の自己資本でまかないたいところです。固定資産に対する投資額のうち、どの程度までを自己資本でまかなっているかを示す指標が「固定比率」です。

    固定比率が100%未満であるということは、自己資本ですべてまかなっていることを意味していますので、とても安心です。

    D 自己資本比率

    自己資本比率 =  自己資本
    総資本

    総資本は、返済不要な自己資本と、いずれ返済しなければならない他人資本とに二分されます。
    「自己資本比率」とは総資本に占める自己資本比率の割合を示しています。

    これはできれば3割は欲しいところです。
    自己資本が3割ということは返済しなければならない資本(他人資本)のおよそ半分ということです。
    これ以下になると、金利が上昇した時の負担が多くなりすぎる危険性があります。
    ただし、自己資本比率が高すぎるのも、実は考えものです。

    借金をしてでも、営業規模を拡大してシェアを確保しないと競争に負けてしまうことがあるからです。
    無借金経営が良しとされるのは、業界ナンバーワンの企業や、事実上の独占企業の場合が多いようです。

    過度に借金に走らずに、バランスを取りながら成長を図っていくことが大切です。

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